一人経理の独り言

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freeeマニュアルその②:クレジットカード仕訳

マニュアルを読む前に

freeeというシステムを使ったことも見たこともない!
って方はまずは以下のリンクをどうぞ。

www.accountant-knowledge.com

これはなに

クレジットカードの同期と仕訳について説明します。

同期の方法

銀行口座連携と同様です。
実際の同期方法に関しては先の記事を参照ください。

連携させる際の注意点

freeeの自動連携は非常に素敵なのですが、私は以下の理由で自動同期はさせておりません。

  • クレジットカードによって、確定後情報しか同期しないものと確定前情報も同期するものがあり、条件が異なる。
  • 確定後情報のみだと、月次を締めた後、費用が発生する場合がある。
    • 例えば、7月の月次を締める際、データを同期すると、6月分の費用が出てくる。計上月は6月で計上月の変更ができない。

上記のようにクレジットカードによって、運用が変わると対応が手間ですし、仕様によって今後どうなるかもわからないため、月次決算の締めが不安定になるとの懸念があります。

*ちなみに現状の未確定データ同期は以下の通りです。

support.freee.co.jp

じゃあどうするの?

私はクレジットカードの確定データをその月の費用として計上します。 例えば、10月に確定したクレジットカードの内訳は9月ですが、10月分の費用として取り込みます。
実際の決済日も知りたいので、それは利用先とマージして、摘要に突っ込みます。実際のエクセルを抜粋すると以下のようになります。  

f:id:fujimotosmec:20191112220203p:plain

ただし、これをすると決算月に決算仕訳として未確定データを取ってきて、インポートする必要がでてきます。
例えば、私が所属する会社は3月決算ですが、確定データをインポートすると決済月は2月分が取り込まれ、3月分が丸々抜けるため、未確定データを引っ張ってきて3月分の仕訳を追加でインポートすることになります。

運用する際のコツ

クレジットカードを運用する場合は、できるだけ同種の費用をカード別にまとめたほうがいいです。なぜなら、自党登録ルールの設定によって、インポートした瞬間に仕訳が完了するというような運用ができるようになるからです。
例えば、とある部門の旅費交通費だけ発生するコーポレートカードがあるとすると、利用者をキーにしてルールを設定すると、インポートしたとたんにすべて仕訳が作成されます。

最後に

クレジットカードはfreeeユーザーの中でも運用が分かれるところだと思います。
ここでの運用もほんの一例ですので、自分の会社にあった運用をぜひ見つけてください。