一人経理にフィットする会計ソフトは何か
目次
会計ソフト問題
経理をやってる人なら誰もが通る道ですよね。
いったい何がベストなのか、本当に迷います。
ちなみに私が今まで使ったことがある会計ソフト・システムは以下の通りです。
【オンプレ】
【クラウド】
- Money Forward
- freee
オンプレ、クラウド、大規模ERP、個人ユースまでこうやって並べてみると色々使ってますね。。。 今回は、私が今やってる「一人経理」なら何がベストかという軸で色々な切り口で検討していきたいと思います。
オンプレかクラウドか
これはもう、わざわざ検討するまでもないと思いますが、、、
絶対クラウドですね。
クラウドのメリットは以下が考えられます。
- クラウドに請求書などのデータを上げていれば、オフィスでなくても家でも仕事ができる。
- 社内の情報共有が簡単。わざわざデータ加工しなくても数字を出せる。
- 稟議などのワークフローも一緒にクラウドで設計すれば、ペーパーレスの実現ができ、工数が減る。
逆にクラウドのデメリットを考えると・・・
- データがクラウドに上がるので、スイッチコストが高くなる
- ストレージのデータ量で金額加算とかされるとコストがかかる
ただ、このデメリットはオンプレでも似たようなことが言えます。
バージョンが上がると、買い替えざるを得ないなど、追加的なコストがかかるのはどちらでも同じかもしれません。
じゃあクラウドだったら何がいいんだ
例えば、スタートアップのアーリーステージの会計システムだったら何がいいんだ、
と言われたら、正直、「どれでもいいよ」という答えになると思います。
どこのクラウドサービスもwebbankと連携できますし、請求書発行なども大体できます。
ただ、これがIPOまで視野に入れた場合だと話が変わってきます。
IPOまで使い続けられるシステムとなると、以下の制約が出てきます。
① 仕訳承認機能・ワークフローなど内部統制まで手が届く機能がついている
② 買掛金・売掛金・固定資産台帳などの補助元帳機能がある。
③ 給与計算系のシステムと簡単に連携できる。
④ ストレージ制限がない。
⑤ 低コスト
特に①・②がないと悲惨です。
時間を少しでも節約しないと回らないのに、紙の出力によるエビデンス整備や
備考欄を利用したExcelでのマニュアル消込作業という超無駄な作業が発生します。
また、減価償却費の計算を手でやると、かなりの確率で間違えますw
私も何度も苦い経験をしているので、固定資産をExcelで回すのはどこかで卒業する必要があります。
ただ、上記のような機能を持ったソフトってまあないんですよね。
私もIPO準備で会計ソフトを検討した時に大変苦労しました。
とある製品は①から④まで満たしているけど、高い。
とある製品は④に制限がついている。初期導入は安くてもランニングでものすごい金額取られそう。
で、そんな迷っているときにリリースされたのがfreee エンタープライズ版です。
freeeエンタープライズ版は①-⑤までをすべて満たしているうえに、
経費精算システムまでついているというお得さ。
私が出会った時は乗り換えで検討してたので、いきなりエンタープライズ版入れましたが
アーリー期はライト、ミドル期はビジネス、直前期はエンタープライズ版という使い分けもできる。
ここら辺は間違いなく奉行シリーズを意識しているんだろうな、と思うんですが、
ユーザー側は本当に助かります。
会計システムの乗り換えってものすごい大変なので、
できれば最小工数で乗り切りたいんですよね。
というわけで、私は一人経理が使うシステムは、現状ではfreee一択かなと思います。
Xeroとかも使ってみたいのですが、まだ経験がないので使ったことがある人はぜひ教えてほしいです!
次回はfreeeを使ってみて、よかったところ・イケてないところにフォーカスできればなと思ってます!